そーいやぁさ、オマエ新札もう見た??
あー、見るよたまに。ほら、こんな仕事してるとやっぱ札とかよく見るしさ。
そーか。ってかさ、新千円札の野口英世…あの頭ってさ、絶対トサカだよなぁ。
うっひゃっひゃっひゃ!!言えた!!ありゃトサカ以外の何モンでも無ぇ!!
ってか、アレを赤く塗ったら…そりゃそのまんまトサカだよなぁ。
うんうん!!やっべぇ、そんな事言ったら塗りたくなるじゃんよ。
あー塗りたい!!マジックでがっつりと!!
まーアレだろうなぁ…塗った程度なら自販機とか通るだろうし、そのまま使えるモンな。
おぉ!!いいじゃん。金は天下の回り物なんだしさ。
何処に流れてくか分からないけど、絶対手に取った人は一瞬吹き出すって!!
確かに。(笑)俺でも笑うと思う。
でもさ、小さい頃やらなかった??100円玉に自分の名前マジックで書いてみたり、とか。
おぉ、やったねぇ。
それと同じ要領でさ、何枚かトサカ赤く塗った英世を作って、それで世間に放流するの!!
コレ、絶対手に取った人にささやかな笑いを提供出来ると思うぜ??
いーじゃない。人に笑いを提供出来るのってすげぇ嬉しいし。
ぎゃははははは!!オマエそれサイトでやれ!!企画で!!
おぅ!!やるか!!
折角だったらさ、きちんと何処に放流したか把握しておいて、それが何処で発見されるか…ってのも面白そうじゃねぇ??
名も知らぬ遠き島より流れまくったる鳥頭の英世。(笑)
ぎゃはははははは!!!
イイ!!それイイ!!凄くイイ!!オマエ今日は冴えてるなぁ。
よっしゃ、そしたらさ、オマエよくパチスロ行くじゃん??英世10枚集めておいてよ。ちゃんと銭は出すから。
おぅ、了解!!
本当はマジックで塗りたい所だけどなぁ。それやっちゃうと何かマズイような気もするし、赤の色鉛筆辺りで勘弁してやるか。
そーだな。それが無難だよな。
数日後。
行き着け飲み屋【Y】のカウンターで1人、人を待つ山猫。
そこに現れたD氏、英世10枚を渡しながらこう呟きました。
まさか本当にやるとは…。
やるに決まってんじゃねぇか、馬鹿。
そんな楽しい話私に振ったら確実に行動に移すに決まってんだろが。
そして、そんな私達のやりとりを見ていた【Y】の常連仲間であるHくんが、更にこう呟きました。
…俺も英世10枚持ってるぜ??
両替してやるからよこせ。
10枚だと寂しいし、確率下がるしな。
それに折角大阪行くんだし、大阪でも何枚か落としてきたかったものなぁ。
よし、やったるか、20枚!!

行き着け飲み屋【Y】にてボトルの準備もヨシ。
色鉛筆は【Y】 のマスター・Jさんが貸してくれました。こんな馬鹿な企画の為に。
いや、Jさん、ホントに常連サービス良過ぎ。ってかこんな事に手を貸して経営大丈夫なんでしょうか。
人事じゃないから非常に心配な所なのですが。
いやホント、この店消えたら非常に困る。
…ってとりあえず酒飲んでんじゃねーかよっ!!
と、とりあえず自分にツッコミを入れておく。
更に煙草の準備もOK。よし、取り掛かるぞ!!

左上には、既に出来上がった鳥頭英世が数枚。
後は酒と煙草。コレ必須アイテムね。私の。
ダメよ、コレが無いとワタクシ機能停止しちゃうんですから。いいから見逃して。
そして横には、作成風景の撮影までお願いした当の友人・D氏がカメラを構えている訳なのである。

うぅむ、普通にしてるつもりだったのだが、どうやらニヤケが止まらなかったらしいみたいだ。
友人D氏曰く、
何かすっげぇ楽しそうだったぞ…??
だそうで…
…楽しいに決まってんじゃねぇか、アホぅ。
分かり切った事訊くなっての。

あのですね。
うっかりサンプルをスキャナで撮っておくの忘れてたんですよ。(汗)
なので、コレが拡大画像。
え??上に見える黒の色鉛筆は一体何なんだ、って??
いやー、やっぱ鳥頭、じゃん??
ってか、鶏じゃん??
1枚だけ、“コケ”ってフキダシの付いた英世が混ざってます。
ここまで読んでくれた奇特なお方に、ささやかなオマケ情報でした。
そんなこんなをしているウチに…

20枚かんせーい!!
っつーか、何なんだこの私の、エベレストの頂上に到達したかのような達成感溢れる満面の笑みは。
先程、この写真を見た瞬間に軽く萎えましたね。
オノレはこんな事でそんなに満足感を感じるのか、と。
うぅわ、安い女だな私。しかも 賞味期限ギリギリで更に半額ってな勢いで安い女だな、私。
しかし、場所を提供してくれた行き着け飲み屋【Y】に落として行くのは流石に何か悪い気がして…私は遠慮した。遠慮したんだぞ。

D氏、アンタってヤツは…。
この人、普通にこの日の【Y】のお会計に混ぜ込みやがりましたよ。しかも3枚も。
とりあえず言っておく。
キミには遠慮とかそういう単語は無いのかね??
まぁ、マスターのJさんも面白がって“いいよ〜ウチで使って。”って言ってくれてたけどさ…。
さて、こんな工程で生み出された英世達。
具体的に何処でばら撒いたかは…英世計画Topページを参考にして下さい。
何処から出てくるのか、今からとても楽しみです。うひ。
この場を借りて。
わざわざこんなアホゥ企画の為に場所と色鉛筆を用意してくれた上に、更にお会計で受け取ってくれた(実はコレが一番凄いと思ってる)行きつけ飲み屋、【Y】のマスター・Jさんとスタッフの皆様。
そして、発案と写真撮りをしてくれたD氏、
キミら最高
いやマジな話、スペシャルサンクスです。
今後ともどんぞ、この酒飲阿呆小娘の考えるバカネタに付き合って頂ければ幸甚に存じます。
本当に、アリガトウ!!