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私が女でなくなった瞬間

若かりしあの頃、私は暴走するティーンエージャーだった。




そう、あれは私が19歳・大学2年生の秋。
高校時代の同窓会があると聞いて、大喜びで出かけて行きました。


場所は横浜西口のある居酒屋。
蓋を開けてみると、同級生のみならず、会った事も無い人もいて…

状況的には、【合コン】でした。


しかも、私の隣に座ったのはめちゃ私好みの美少年
えぇ、ちゅ〜とかしちゃいましたよ余談ですが。
(決して私から手を出した訳ではない)




そうこうしてる間に会もお開き。宴たけなわと相成りました。




私の酒癖…
★馬鹿陽気になる
★顔に出ない
好みの男に張り付く
等、色々ありますが、この“顔に出ない”“馬鹿陽気になる”ってのは、いい所も悪い所もありまして…




誰も心配してくれません。


私は“もうこれ以上無理!!無理!!!マジで無理!!!!”って言ってるつもりでも、はたから見れば

やっだぁ〜もぉこれ以上無理だって〜きゃははは★

にしか、見えないのです。

しかも、全然顔に出ないとなれば尚更。
“うん、こいつはまだまだいけるな”と判断されて、日本酒とか注がれるのです。

それを“無理!!”と言いながら飲んでしまう私もダメ人間ですけど。

まぁ、そんなワケで帰り道はふらふらです。
少々具合が悪かったので、横浜から各駅停車に乗って、座って帰る事にしました。




倒れこむように座席に腰を下ろし、そのまま深い眠りに入るかと思えましたが…
そうはいきませんでした。




私が利用する電車は、三浦〜品川間を結ぶ、京浜急行。
横浜から4つ目の駅に【南太田】という駅があります。

この駅に入る直前から、いよいよ具合がおかしくなり、とりあえず南太田で降りて、駅トイレに駆け込みました。
駅トイレ個室内でしゃがみ込んでいると、私の電話が鳴りました。

RRRRRRR・・・・・RRRRRRR・・・・・・

立ち上がり、電話に出る私。

“…もしもし??”
“○○??”<私の本名。悪友からでした。





立ち眩みも手伝って 記 憶 寸 断。





・じ・・・・か・・・・・だい・・・・ぶ・・すか・・・・・大丈夫ですかー??!!



遠くから聞こえる声で意識を取り戻す私。
目の前には固いタイル。

そして私は


半ケツで寝ゲロ吐いてぶっ倒れてます。
しかも、ドアの上から救急隊員が覗いてます





余りの惨状に 一 気 に 覚 醒




救急隊員がタクシーを止めてくれて、南太田からはタクシーで帰る事に。
自宅に帰るとおとん・ヒロシが一言

お前は大物になるよ…。



嫌 で す 。













ちなみにこの日の飲み代は
★飲み屋の費用 \4,000
★当時流行・ポケットベル水死 \6,000
★タクシー代 \10,000
の、計\20,000でした。
嗚呼…。(泣)



そして、この話は今でも語り継がれています。
大学時代の友達に会う度に、昔話として語り継がれています。




もういい加減忘れてやって下さいお願いですから。(泣)


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