毎日会社の軽トラに新鮮で美味しい牛乳を搭載して走っております。
車仕事。
ソレ相応の危険も伴うもの。
いわば、“事故に遭い易い”状況下での仕事ですね。
その日も、私はいつものコースをいつものように走っておりました。
その時、突然疼痛が。
ガツンっ!!!
…あ。
…あ。
鈍い衝撃と共に目に飛び込むはひしゃげた車。
ふっ。 やられちまったよ。
社用車ぶつけられちまったよ。
この日は火曜日。 週で一番忙しい日。
ただでさえ社用車の軽トラがなかなか戻ってこなくて、私の出発も1時間程押してる状態だったのに、出たらコレですからねぇ。ホント勘弁してくれ…。
状況的には住宅街の中の小さな交差点のど真ん中。
直進してったら思いっきり軽トラの脇腹ガツンッ!!と来ちゃいました。
運転席側のドア、べっこり大破。
マトモに閉まらなくなってしまいました。
かなりの衝撃だったので、車軸も少々歪んでしまいまして。
まぁ、怪我は何も無かったから不幸中の幸いではあるが。
あ〜でも、もうちょっと押されてたら足やられてたかもな。モロに運転席に突っ込んできたし。
相手は50代後半とおぼしきおばはん。
“あ゛ぁ゛??!!!”ってツラ引っ提げて、慌てて運転席から降りた私。
“あ〜ぁ…”って表情で、べっこりと凹んだドアを見つめて頭を抱える私。
事故の当事者となった時、或いは事故に遭遇した時。
まず最初にどうすればいいか…教習所の教えを思い出してみましょう。
【怪我人の有無の確認、怪我人がいた場合には応急処置と迅速な通報】
でしたよね。
コレを念頭に置いて、彼女の発した一言をよく読んでみて下さい。
おばはん、頭を抱える私にこう言い放ちました。
あの…
この辺にスギヤマさんってお宅無いかしら??
★ホンマにこう言った。
も し も し ??
この辺にスギヤマさんってお宅無いかしら??
★ホンマにこう言った。
も し も し ??
い、いや、その前にコレ見てみろって!!
アンタの車が私の車に刺さってるんだって!!
運転席のドアががっつり凹んでるんだって!!
この状況で何だよおばはん!!ってか、
スギヤマさんって誰。
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本日の勝ち組:
図太い神経で、目の前の惨状に微動だにしないどころか、何処までもマイペースなおばはん。
本日の負け組:
有り得ない質問を振られ、思わず住宅地図(仕事道具)を持ち出してしまったワタクシ・山猫。
えぇ天然ですよ。文句あっかコラ。