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Hold up!!

1つ前のお話で書きました、我が地元のとある岬。
アスレチックがあったり、バーベキューやその他、色々アウトドアの施設があるので、日中は親子連れで賑わう、云わば“行楽地”です。
それは、夜の姿が想像も付かない位に…。


夜になると、霊感が無くても恐ろしく感じる位不気味な場所です。
海からの生暖かい風と、うっそうと茂った木々がイメージを膨らませます。
高校の頃、当時の彼氏に付き合わされて、夜中の観音崎に行きました。
(分かる人が一緒だと面白いと思ったらしいです…ホントいい迷惑です。)


その中に1つ、とても大きいんだけど、入り口に柵があって車は通れないトンネルがあります。
地元民の間では、ここが“出る”と言われてました。
そこに、ある種“無理やり”連れて行かれました。



入った途端に押し寄せる瘴気。
吐き気と戦いながら見据えた、そのトンネルの両壁には…
無数の日本兵がこっちに銃を構えて立っている
姿がありました。



余りにも驚いてしまった私。
そして、どういう行動に出たかと言うと…



気付いたら、Hold up体勢を取っていました。



よくよく考えたら、相手は霊体。
撃たれても死にはしないと思うんですけど…ね。
瞬間、思考が停止してしまい、コレしか出来なかったのです。


冷や冷やしながらトンネルを抜け出す。
その間も、銃口はずっとこっちを向いていました…。


彼らは、何を待っているんでしょうね。
戦争が終わり、今や“あの”大国との仲良し国・日本。
今、彼らは何に向けて銃口を向け続けているのでしょう…。

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